震災直後からCMなしの番組や、ACジャパンの公共的なCMが流れていましたから、そうだろうなとは思っていましたが、テレビ局のCMカットによる打撃がニュースになっていますね。
テレビ朝日は減収が10億円台後半ぐらいとのこと。
また夏前まで電気をかなり使うような製品のCMを控える企業が出てくるのと、業績悪化にともなう広告費削減等もありますので、今後もじわじわ効いてくるかもしれません。
CMがないNHKも、被災した世帯の受信料を半年免除する等により、50億円規模の影響があるとコメント。
テレビ局にとってもダメージがありますが、守られている業界ですから、民放各局の決算に対するコメントは、乗り切れる、営業利益を確保できる、とコメントがあるように、全体の業績からみれば、限定的なのかもしれません。
やはり規制で守られている業界は、それだけバッファーがあるということなのでしょうね。
普通の企業なら、1ヶ月間売り上げが激減すれば、資金繰り、雇用の確保等、かなり厳しいところまで追い込まれると思います。
もちろん大手マスコミが簡単につぶれるようでは困りますけど、単年度の決算のなかにも、まだまだ無駄なコストが織り込まれているのでしょう。
下請けや、周辺業者の待遇は厳しいと聞きますから、社員の高給は見直されつつあるとはいえ、業界のいびつな構造はまだ続いていそうですね・・・・
TV各局 「CM自粛」で打撃 「減収額は10億円台後半」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110417-00000105-san-bus_all
(yahooニュース)